Office 365 の複数アカウントを使用した検証に便利なブラウザ拡張

今日は Office 365 で複数アカウントの検証に便利なブラウザの拡張ツールをご紹介します。Google ChromeFirefox の拡張ツールです。

 
今回は Office 365 Advent Calendar 2017 参加しています!

adventar.org

 

Offie 365 製品の検証をしていると、管理者と一般ユーザーなど異なる権限のアカウントでの検証が必要な場面、あるいは、複数テナントを使用した検証が必要な場面もあるかと思います。

そんなとき、ブラウザの通常モードとプライベートモード、あるいは、異なるブラウザを利用し複数のアカウントを使用する方が多いのではないでしょうか。

今日ご紹介する拡張ツールを使用すると、ブラウザのタブで異なるアカウントを使用できるのでとても便利です!!タブでのアカウント切り替えが可能になると、デスクトップがすっきりするので、作業もはかどります。 


Firefox Multi-Account Containers – Firefox 向けアドオン


このツールがあるため、業務では Firefox を使用しています。このツールがお勧めなところは、タブの色でアカウントを識別可能なところです。どのタブがどのアカウントであるかをタブを開かず判別可能なので、作業効率がかなり上がりました。

実際の画面はこんな感じです。 

f:id:keisuke-blog:20171209143545p:plain

タブの色とアドレスバーに登録した名前も表示されます。私の場合は、ユーザー名 (テナント名) という規則で登録しています。

以下の Gigazine の記事でも紹介されていました。

gigazine.net

 

Google Chrome - openMultiLogin

こちらも基本的な使い方は同じです。メインブラウザが Chrome の方は良いと思います。他にも類似の拡張ツールがありますが、広告が出たりしないので、Chrome で検証する必要があるときは使っています。



毎日業務で Office 365 を触っているので、便利なツールがあればどんどん使って、作業を効率化して、この記事のようなアウトプットの機械を増やしていきたいです。

私は普段以下のOffice 365 製品のサポート業務をしています。
自分の記事の更新が止まっていたところだったので、今回の Advent Calendar が良い機会になりました。Office 365 を盛り上げていく力になれればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

Xamarin Advent Calendar 2017 に参加しました

今回はアプリ開発の記事になります。いつもは Office 365 関連の記事を書いていますが、Xamarin に興味があったので、Qiita の Advent Calendar 2017 に参加してみました。

 

最初は Xamarin のチュートリアルでも試そうかと思いましたが、ネイティブ アプリ開発の経験が無いと、Xamarin のよさがわからないかなと思ったので、Android アプリを作成した後に、Xamarin でクロスプラットフォーム向けに移植する方針に決めました。 

※ 作っていた Android アプリは完成しましたが、Xamarin に移植までは終わりませんでした。なので、Android アプリ開発で参考にした本と、Android から Xamarin へ移植した話をまとめてくださっている記事を紹介します!

今回作成した Android アプリはこちら! 音量注意!!


 

実際は本のサンプルをなぞっただけなのですが、以下のような点でかなり理解が深まりました。

  • 画面の領域の取得
  • 画面遷移の制御
  • タッチアクションの取得
  • 当たり判定 
  • 画像 / サウンドファイル の参照
  • DB 操作 (スマートフォンのローカル領域)

などなど、簡単なスクロールゲームですが、基礎的な内容には触れることができたと思います。一つ一つのコードを理解しながら作業していたら、20 時間くらいかかりました。
今回の記事用に買った本がこちら。

 レビューを見ていただければわかりますが、とても難しい内容をサラッと書いているので、プログラミング経験がないとかなり難しいです。私のように、とりあえず動くものを作りたいという場合にはいいかなという感じです。Android Studio + Java でアプリを作る過程がわかります。

 

現在は、Java で作成した上記のアプリを Xamarin への移植をやっているところです。
いくらかエラーが出て止まっているところですが、以下の記事などを参考に少しずつ進めているところです。

rksoftware.hatenablog.com

 

とても参考になります。5 回分の記事で、とても丁寧にまとめて下さっています。私も、この記事を見ながら少しずつ進めています。

 

 

ほとんど Xamarin の話はできませんでしたが、少しずつ進めていく予定です。
並行して Unity も触っているので、一通り触ってみた後は、チーム開発などをやっていきたいなと思います。

ありがとうございました!

SharePoint Online - Column Formatting 機能でモダン UI のリスト/ライブラリを手軽にカスタマイズ

SharePoint Online の条件付き書式 (Column Formatting) 機能がテスト テナント使えるようになっていたので、試してみました。

 

公式ページはこちら

Use column formatting to customize SharePoint | Microsoft Docs

補足: 11/13 の時点で、プレビュー版であることが書かれています。

f:id:keisuke-blog:20171113003811p:plain

オフィスアイ株式会社のブログでも取り上げられていました。

shanqiai.weblogs.jp

 

SharePoint Online のモダン UI では、SharePoint Framework Extentions によるカスタマイズも可能ですが、コーディング経験がないとかなりハードルが高いです。一方、今回追加された Culumn Formatting 機能は、JSON 形式でクラスの追加やスタイル定義、条件分岐がかけるため、より手軽にリスト/ライブラリの装飾が可能になりました。(ただし、JSON 形式に慣れないと正直なかなかしんどいです。)

 

機能が有効になっているテナントでは、以下のように列名のヘッダ部分から、[この列の書式設定] という項目が追加されています。

 

f:id:keisuke-blog:20171113005119p:plain


指定した列に対して、JSON でクラスを追加し、そのクラスに対してスタイル定義を指定することができます。それにより、Office UI Fabric で提供している定義済みのスタイルやアイコン画像などが利用できます。もちろん、スタイル定義を自分で書くことも可能です。クラシック UI だと、スクリプトエディタやビュー ファイル (AllItem.aspx など) に CSS を埋め込んでいた方も多いと思いますが、モダン UI においても Column Formatting 機能により、標準機能で簡単なカスタマイズができるようになりました。少しだけ試してみてみましたが、なかなか楽しいです。もしこんなことがしたいというアイデアをいただければ、試してみますので、ご意見いただけると嬉しいです。

 

それでは、早速今回試したものをご紹介します。

 

列の値をクリックすると、列の値を検索クエリとして Google 画像検索を行う。

 

1 行テキスト列を作成し、以下のように JSON で定義した内容を貼り付けます。 

f:id:keisuke-blog:20171113012859p:plain

動物の名前をクリックすると、動物の名前で画像検索した結果ページが別タブで開きます。

  href でハイパーリンクを設定する際、operator (演算子) で "+" を選択し、operamds (値と変数) にジャンプさせたい URL  の組みを記述しています。"@currentField" で列の値が使用できるため、規則に従っている URL がある場合、列の値と組み合わせて任意の URL にジャンプさせることができます。


こんな感じです。可愛いですね。

f:id:keisuke-blog:20171113013307p:plain

うさぎの検索結果


 

フォントサイズの変更と、アニメーションの設定。

 次の例は、Office UI Fabric で使用可能な Class のうち、

  • ms-font-xxl (フォントサイズ 28pt)
  • ms-slideRightIn10 (フェードイン)

を使用する例です。と言っても、class 属性に Office UI Fabric のページで見つけた使いたいクラス名を指定するだけです!

f:id:keisuke-blog:20171113015141p:plain

フォントサイズの変更とアニメーションの設定


開発者ツールで DOM を確認すると、sp-field-customFormatter クラス、ms-font-xxl クラスおよび ms-slideRightIn10 クラスが追加されていることが確認できますね。右側でアニメーションのタイミングも確認できます。

f:id:keisuke-blog:20171113015720p:plain

開発者ツール


ここで紹介したのはほんの一例ですので、色々触ってみてください。Role という属性もあるので、これはログインユーザーの権限によって適用するスタイルを切り替えられるということなのでしょうか。まだまだわからないことが多いので、色々触って確かめてみます。JSON の設定は列ごとに行う必要がありますが、フォントサイズの変更など、固定のフォーマットを列全体で一括設定したいということであれば、CSOM を使うことになりますね。 

今回は以下に公開記事の情報と、Office UI Fabric の一例を紹介し、終わります。正式リリース版が出てくれば、クラシック UI からモダン UI への変更が進むかもしれませんね!今後の動向にも期待ですね。




 

 

 <参考情報>

補足: 執筆時点 (2017/11/13) での公式ページ記載の情報

f:id:keisuke-blog:20171113011300p:plain

サポート対象となる列の種類

f:id:keisuke-blog:20171113011528p:plain

使用可能な DOM 要素

f:id:keisuke-blog:20171113011716p:plain

使用可能な属性

 こちらが Office UI Fabric のページ

https://developer.microsoft.com/en-us/fabric#/styles/typography

developer.microsoft.com

以下のようにフォントのサンプルやアイコン画像、アニメーション効果やフォントカラーなどのサンプルがたくさんあります。いい感じに装飾できそうですね!

f:id:keisuke-blog:20171113012314p:plain

Office UI Fabric - フォントのサンプル

f:id:keisuke-blog:20171113012541p:plain

Office UI Fabric - アイコン画像のサンプル



今回の投稿はここまでです。

p.s. 最近は Android アプリ作りにはまってしまい、ブログ更新が止まっておりました。Qiita の Advent カレンダー Xamarin (初心者枠) の 2017/12/10 の回で記事投稿予定です。地道に活動していきます。

qiita.com





 

 

 

Microsoft Flow で Cognitive Service の活用方法を考えてみる

一つ前の記事を公開したところ、Microsoft Flow を業務で利用している使っている友人からコメントをもらうことができ、アイデアが膨らんできたので色々試してみました。

前回の記事はこちら
Microsoft Flow と SharePoint Online で自動採番機能を実装してみた

目的を持って実装するほうが学びも多いと思うので、今後は以下のようなシナリオを仮定し、Flow を使って対応できないかを考えてみます。(何かアイデアがあればやってみるので教えてほしいです!)


利用シナリオ : カスタマーサポート

  1. お客様から問い合わせメールを受信する
  2. 問い合わせメールの記載内容をもとに、Q&A サイトや自社データベースから関連する情報を取得する
  3. 取得した情報を、自動返信メールの本文に記載する
  4. 作成した自動返信メールをお客様へ返信する

 上記のように、第一次受付を完了しましたというような自動応答メールのなかに、回答と思われる情報を記載することで、問題解決を早期化しようという内容です。過去に Line BotBot FrameworkChat Bot を作成した際、いずれ実装しようと思っていた内容ですが、入出力のインターフェースが変わるだけで中身の実行ロジックは同じなので、Flow でどこまでできるかをやってみようと思いました。 Flow はあくまでサービスとサービスをつなぐ Hub という位置づけのサービスですが、可能な限り Flow で提供されているコネクタを利用してやってみます。

本記事で紹介する内容

 今回の記事では、Gmail でメールを受信した際に、本文の内容からキーワードを抽出して出力するところまでを紹介します。今回は、例文として枕草子の冒頭部分を使用しました。

例文

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。

秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。

 解析結果

["降りたる","連ねたる","言ふ","さら","あら","飛び","明かり","火桶","つとめ","紫だち","ころ","山際","急ぎおこし","いけば","果て","山の端","ほか","うち光","夕日","わろし","寝所","夕暮れ","あけぼの"]

 
 本文から取得したキーワードを検索クエリとして、Q&A サイトをスクレイピング、あるいは データベースの検索結果を返すだけでも、それなりのものになるかもしれません。

実際に使用するイメージとして、適当に探した以下のフォーラムの質問からキーワードを抽出してみました。

EdgeでWordpressのログインURLに接続をしたら「このサイトは安全ではありません」と表示される

質問文

EdgeでWordpressのログインURLに接続をしたら「このサイトは安全ではありません」と表示されるのですが、原因が分かりません。

キーワード抽出結果

["接続","ログインURL","Wordpress","Edge","サイト","安全"]

 

キーワードの組み合わせ次第ではいい感じのものを取って来てくれそうな気もします。
今回の記事では、ここまでの処理について紹介していきます。

 

Flow の実装内容

 ここから実際の Flow の実装内容となります。今回は以下のような実装です。

  1. Gmail で本文に枕草子の文章を記述したメールを自分に送信 (手動)
  2. 自分宛にメールが届いたら受信メールの本文を Text Analytics API に渡す。(Flow のトリガー)
  3. 本文から抽出したキーワード群をから出力用配列を作成
  4. 出力結果を OneDrive for Business 上のテキストファイルに出力


今回の実装内容の全体図がこちらです。

f:id:keisuke-blog:20171023234832p:plain

使用したコネクタ

補足
  3. の処理は、キーフレーズの取得結果を OneDrive for Business などのその他のコネクタで扱おうとした際、Apply to Each (Foreach 構文) の中でキーワード一つ一つを処理することしか選択できずハマったため、一度データ出力用の配列として格納することで対応しました。

 

コネクタ内の実装はこちら

f:id:keisuke-blog:20171023235052p:plain

コネクタの内部実装


テキスト解析部分の処理について

 Q&A サイトや自社データベースから関連する情報を 検索 / 抽出 するためには、検索のためのクエリが必要です。受信したメールの本文からキーワードを抽出する処理 (テキスト解析) には、MicrosoftCognitive Service で提供されている Text Analytics API を利用します。Json 形式で文字列を渡すと、渡された文字列からキーワードを 判別 / 抽出 し、結果を Json 形式で返してくれます。

Cognitive Service の記事はこちら

Cognitive Services—インテリジェンス アプリケーション | Microsoft Azure

Text Analytics API  は、コネクタから "テキスト" と入力すれば見つかります。

f:id:keisuke-blog:20171024000209p:plain

Text Analytics API の検索方法

 Flow のコネクタを見ると、Text Analytics API 以外の Cognitive ServiceAPI も利用できるようです。

  • Computer Vision API (画像解析: Image analysis)
  • Emotion API (感情分析:Sentiment Analysis)
  • Microsoft Translator Text API (翻訳)
  • Language Understanding Intelligent Service : LUIS (言語理解)

 特に LUIS でうまく言語を学習させることができれば、 色々な自然言語を汎化して別のトリガーとして使えそうですね。


Text Analytics API 
を含む Cognitive Service を利用するためには、Flow の作成者が Azureサブスクリプションを取得しておく必要があります。API は無料プランが利用できるので動作確認は非課金で大丈夫です!
このあたりは上述した公式ページから追っていけば何とかなるので割愛します。 

本記事の実装で対処していないところ

 今回、メール本文が HTML 形式などのリッチ テキストだった場合、以下のように HTML タグまでキーワードとして取得してしまったため、メール本文をテキスト形式にして送信しています。

HTML 形式のメールの場合

["quot;\\0030d2","0030ce","0030ae","0089d2","0030b4  Pro W3","Meiryo","メイリオ","0030e9","15px","font-size","letter-spacing","color","rgb","font-family","span style","br style","font class","text-decoration-line","gmail-text","underline","降りたる","連ねたる","かし","言ふ","あら","飛び","さら","div dir","明かり","火桶","ltr","紫だち","わろし","山際","急ぎおこし","いけば","果て","山の端","ほか","うち光","夕日","寝所","ころ","あけぼの","夕暮れ","つとめ"]

ここは条件分岐で処理するなど、うまくハンドリングできるよう考えてみます。

今回の記事は以上となります。
次回はスクレイピング or データベースの検索部分をやってみます(できたら)。

 

 

Microsoft Flow と SharePoint Online で自動採番機能を実装してみた

 SharePoint Online では、従来のワークフローに代わる新しいテクノロジとして、Microsoft Flow が利用できます。Microsoft Flow は、ノンコーディングで複雑なビジネス ロジックを実装することができます。仕事柄、SharePoint Online を毎日触るので、Flow でどんなできるのだろうかとを色々試しています。Flow + SharePoint に関する記事はまだまだ少ないので、色々残してみようと思います。

 
今回は、ドキュメント ライブラリへのファイル アップロードをトリガーに、自動的に採番するよう実装してみました。

採番のルールは、アップロード日時 (年 and 月) + アイテムの ID で生成するようにしています。


例) ID = 1 の時
2017/10/20 -> 2017101 

SharePoint Online 動作例 (1行テキスト列に採番結果を格納)

f:id:keisuke-blog:20171020112237p:plain


Flow の実装

f:id:keisuke-blog:20171020111915p:plain


実装ロジック

  1. ドキュメント ライブラリにファイルをアップロードする (Flow のトリガー)
  2. ファイルのアップロード日時から、年月の情報を取得
  3. ファイルの ID を取得
  4. 年月の情報とファイルの ID を結合
  5. ライブラリの列に出力する

 
使用した関数と、関数を使用した際に得られる戻り値について

(1) 現在時刻を文字列形式で返す 
  現在の日付を取得する関数として、utcNow() が利用できます。
この関数を使用すると、以下のように日付が文字列形式を戻り値として取得できます。

utcNow() 

出力結果 :["2017-10-17T00:21:57.7273806Z"]

 
(2) 現在時刻から、年と月を取得する準備 
 utcNow() を実行すると、戻り値として、YY-MM-DD:HH:MM:SS という形式の現在時刻が返ってきます。
次に、区切り文字 "-" を引数に、split () を使用します。
split () は、引数として渡した区切り文字で文字列を分割し、Array 型として返してくれます。

split(string, separater)

split(utcNow(),"-")

出力結果 : ["2017", "10" ,"17T00:21:57.7273806Z"]

 

(3) 配列から年と月を取り出す
 split() の戻り値として、Array 型が返ってきました。今回取得したいのは、年と月の要素なので配列の先頭から 2 つ目の要素までを取得します。Array 型から指定した数の要素を返す take() を使用します。

take(array, count)

take(split(utcNow(),'-'),2)

実行結果 : ["2017","10"] 


(4) 配列の要素を結合し文字列として返す
 
take () の戻り値として、年と月のみが格納された配列が取得できました。これらの要素を文字列として結合します。結合には join () を使用します。join は、引数として渡した区切り文字で結合する関数ですが、区切り文字を与えない場合は、区切り文字無しで結合してくれます。

Join(array, separater)
 

join(take(split(utcNow(),'-'),2),'')

実行結果 : 201710 

 

(5) 年月とファイル ID を結合する。
 取得した年月と Flow が用意している動的なコンテンツの中から ID を選択し、文字列結合します。文字列結合は、concat() を使用します。

concat(string1,string2,....)

concat(join(take(split(utcNow(),'-'),2),''),triggerBody()?['ID'])

実行結果 : 2017101 (年月+ID)

 


本記事で使用している関数は、一般的なプログラミング言語で広く使われている関数です。実際、utcNow() の実行結果を SharePoint Online 上で確認した後は、paiza.io というオンライン エディタ上で動作確認しました。個人的には、関数チェックはエディタで行って、最終確認を SharePoint Online 上でやるという流れが効率的かなと思います。

f:id:keisuke-blog:20171020112659p:plain

paiza.io



 今回の自動採番の方法として、utcNow() の戻り値に対して、substring () により、インデックスを指定して指定した数の文字列を取り出すという方法も検討しました。そうすると、1~9月、10~12月の場合で文字数が変わり、条件分岐させる必要があるので、今回は split () で配列として取得して、要素を操作する方法をとりました。

また、Flow が失敗した際の再送信処理や、エラーハンドリングなどは組み込んでいません。その辺りも今後も試す予定なので、こんなことできるかなってアイデアがあれば教えてください:)

Microsoft Flow がウィジェット対応したので使ってみた。

 

 定期的に送るメールをもっと手軽に送る方法はないかと調べていたら、Microsoft Flow のボタン機能が、ウィジェット (アイコン) として利用可能になったとの記事がありました。(AndroidiOS)


Microsoft Flow は、色んなサービスを連携させて日々の作業を自動化するサービスです。また、スマホの画面タップがフローのトリガーとなるボタン機能があります。今回、このボタン機能が、スマホのアイコンとして登録できるようになり、Flow アプリを立ち上げずとも、トップ画面のアイコンタップでフローを起動できるようになったようです。

早速、会社の部署宛にメールを送るボタンを作り、アイコンとして置いてみました!
完成したものがこちらとなります!

f:id:keisuke-blog:20170923223538p:plain

上部の丸いアイコンが作成したフローです。(画面は Android )
この丸いアイコンをタップすると、メールが飛びます。

※ 説明のために大きなアイコンを使っていますが、他のアイコンと同じ最小サイズにもできます。


作成時間は 20 分です!
会社からの帰宅中の電車でスマホをポチポチしながらつくりました。

Flowはブラウザ版とスマホ アプリ版がありますが、スマホ アプリでも十分作業ができます。この記事でも、スマホ アプリでの作成方法をご紹介します。


関連記事

Flow に関する日本語の記事は少ないのですが、ロジックの説明や、必要なアカウントなどの情報が記載してあり、とても参考になると思います。


とても丁寧にまとめられているので、これから触ってみようという方にはとてもおすすめです!(書いてる途中に知った記事ですが、実装内容ほぼ同じでした 笑)


ワンタップでメールを送信するボタンを作成する

今回実装したボタンは、スマホのトップ画面に配置した アイコン の タップ をトリガーとして以下のような動作をするシンプルなボタンです。

  • アイコンのタップによりフローが起動する
  • Microsoft Outlook で指定したアドレス宛にメールを飛ばす
  • メール送信が完了したら、完了したことを知らせるプッシュ通知を飛ばす
     

それでは、スマホの Flow アプリを立ち上げた状態からの操作を説明します。


(1) 右上の + ボタンからを選択し、一から作成 を選択します。

 

f:id:keisuke-blog:20170923232539p:plain

 

(2) コネクタの中から、指のアイコンの モバイルの Flow ボタン を選択します。
Flow では、メールの受信や、サイトへの投稿などをトリガーにすることができます。このモバイルの Flow ボタンは、ボタン タップをトリガーにし、フローを起動するコネクタです。

 

f:id:keisuke-blog:20170923232803p:plain

 

選択するとフローの編集画面に選択した モバイルの Flow ボタン が追加されます。

f:id:keisuke-blog:20170923233358p:plain


(3) + 新しいステップ を選択し、アクションの追加 から、新しいコネクタを追加します。

今回は以下の 2 つのコネクタを追加します。

  • メールを送信のコネクタ : Outlook.com (電子メールの送信)
  • プッシュ通知のコネクタ : Notification (Send me a mobile notification)

 

f:id:keisuke-blog:20170923233622p:plain

 

(4) メール送信アクションの設定をします。

今回は、件名に 自分の名前 (アカウント名) 実行日の日付 を動的に取得するようにしています。Microsoft Flow は、REST API を使用して各コネクタから値の参照を行うため、各コネクタが持つ値を利用することが可能です。 作成したフローは他のユーザーと共有することができるため、動的に値を取得する実装でユーザー固有の値を使用することで、汎用的なフローが作成可能です。本文には、自宅勤務するという内容を入れていますので、ここは色々アレンジしてみてください。

※ 宛先アドレスの項目は自分の会社のアドレスを入れているので隠しています。

 

f:id:keisuke-blog:20170923234312p:plain

(5) プッシュ通知アクションの設定をします。
今回は、メール送信が終了したことを自分自身に知らせる目的で、プッシュ通知 機能を付けています。これはお好みなので付けなくてもオッケーです。絵文字を付けると和やかな気分になれるのでお勧めです 笑。

f:id:keisuke-blog:20170923234929p:plain

 

(6) 右上の 作成 (更新) を選択し、作成したフローを保存します。

上記画面ショットは、一度作成したものを編集状態にし、採取したものなので、更新 という表示になっています。

保存すると作成したフローが ボタン として登録されます。
ここの画面から ボタン をタップすることでもフローが起動します。

 

f:id:keisuke-blog:20170924000520p:plain

 

(7) 作成したボタンウィジェットし、トップ画面に配置します。

僕の Android 端末 (Huawei Nova) では、画面を長押しすると、ウィジェットを追加する項目が出てきます。

f:id:keisuke-blog:20170924001629p:plain


作成した ボタンのアイコン を追加します。

f:id:keisuke-blog:20170924000949p:plain

 

これで作業は終了です。

ここまでの作業をスマホの操作 20 分くらいで作成可能なので、便利なフローを作ってみてください。

今回は一から作成するようにしましたが、そのままでも使えるテンプレートがたくさんあるので、まずは色々見てみると面白いと思います。

Flow の公式ページはこちらから。